男性にも更年期障害があるって知っていた? 原因と対処法を徹底解説
特に病気はしていないのに、「体がだるい」「疲れが取れにくい」「常にイライラしている」こういった症状にお悩みの方は、もしかしたら更年期障害かもしれません。
そこで今回は、男性の更年期障害の症状や原因について詳しく解説し、有効な対処方法についても紹介していきます。日常生活に取り入れられる予防策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
男性更年期障害とは?原因について
更年期障害と聞くと女性特有のものと思われがちですが、男性にも更年期障害があることをご存じでしたか?女性の場合、更年期障害の主な原因となるのは閉経ですが、男性の場合は男性ホルモンの減少が原因と考えられています。
男性ホルモンの中でも、テストステロンは体のさまざまな臓器に働きかける重要なホルモンです。しかし、テストステロンの分泌量は加齢とともに徐々に減少していきます。女性の場合、閉経によって女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、更年期障害の症状が比較的はっきり出やすく、診断もつきやすいことが特徴です。
比べて男性の場合、男性ホルモンが加齢とともにゆるやかに減少することや個人差等もあることから診断が難しいとされています。また、加齢だけでなく環境の変化や仕事のストレスなどが原因になることもあります。また男性の場合、女性に比べて精神面での症状(やる気や気力が出ない等)に悩む人が多いことも特徴です。
男性更年期障害の症状や発症時期
男性の更年期障害の症状としては、次のようなものが挙げられます。
- 全身の倦怠感、疲労感
- 不眠
- 頭痛、めまい
- 性欲低下、勃起障害(ED)
- 不安、イライラ
- やる気、集中力の低下
男性の更年期障害は女性と比べて、症状の出方がゆるやかであることや個人差があることから、診断が難しいとされています。また、症状もうつとよく似ているため、うつ病と勘違いする人も多いようです。
上記のような症状が長期にわたって続いている場合、男性更年期障害の場合があるので、医師の診断を受けましょう。
また、男性の更年期障害はストレスなどが理由になることが多いとされています。そのため、30代など比較的若年層でも更年期障害に悩む人もいると言われています。
男性更年期障害の治療方法・対処方法
続いて、更年期障害と診断されたときに行われる治療法の紹介と、「更年期障害かも?」と感じたときにできる対処法について解説していきます。
男性ホルモン補充
更年期障害かどうかの診断では、男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌量を検査します。テストステロンの値が著しく低い場合、注射によって男性ホルモンを補充する治療が行われることがあります。
男性ホルモンを増やすことによって体調の改善、筋肉の増強、やる気や気力のアップといった効果を見込めるでしょう。
40歳以上の場合、ホルモン補充治療には保険が適用されるため費用も比較的安く済みますが、40歳未満の場合は自費診療となりますので数万円かかる場合があります。
漢方薬治療
それぞれの症状に合わせて、効果的な漢方薬が用いられる場合があります。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):食欲不振やEDの改善、体力増
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):食欲不振やEDの改善、体力増
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):不安、イライラ、動悸の治療
漢方薬は、一般的な薬と違って効果が出るまでに数週間〜数か月と長い時間がかかります。また、飲み合わせに注意が必要な薬もあるので、自己判断ではなく医師の診断を受けてから服用するようにしましょう。
各症状への対処
検査の結果男性ホルモンの値がそれほど低くない場合は、それぞれの症状に合わせた治療が行われます。
- 性機能の低下⇒ED治療薬
- うつ、不安⇒抗うつ薬など
それぞれ個別の症状が改善されることによって、ストレスや精神的な不安等が解消され、更年期障害も改善に向かう可能性があります。
日常でできる対処方法
続いて、「もしかしたら更年期障害かも?」と感じたときにできる対処方法について解説していきます。男性の更年期障害は生活習慣と密接に関係しているため、日頃の生活習慣を整えることで症状の改善が期待できます。
食事の改善
更年期障害の症状を改善するためには、食事の改善が重要です。特に肥満は男性ホルモンの分泌を妨げるため、食べすぎや飲みすぎには注意が必要です。
また、塩分や脂質の摂りすぎも厳禁です。外食やコンビニ弁当、インスタント食品が多くなっている人は、たんぱく質や野菜を中心としたバランスの良い食事に切り替えていきましょう。男性ホルモンのテストステロンを増やすと言われている食品は、次のようなものがあります。
- たんぱく質(肉、魚、卵、大豆)
- たまねぎ
- にんにく
- にら
- アボカド
こういった食材も無理のない範囲で取り入れていくと良いでしょう。
適度な運動
適度に体を動かすことで、男性ホルモンの分泌を促す効果があり、男性ホルモンの分泌量が増えることで、更年期障害の予防につながります。
中でも筋力トレーニングが効果的だと言われています。日頃から体を動かす習慣のない人は、スクワットなど無理のない範囲から始めてみましょう。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も男性ホルモンを増やす効果が見込めます。運動を取り入れることで、肥満の予防にもつながります。
十分な睡眠
質の高い睡眠を十分に確保することで、更年期障害の改善が見込めます。なぜなら、男性ホルモンのテストステロンは睡眠中に分泌されるためです。
睡眠時間が短かったり、睡眠が浅かったりすると、テストステロンの量が減少し体にさまざまな不調が現れます。現代人は十分に睡眠を取れていない人が多いと言われていますが、少なくとも質の高い睡眠を6時間以上は確保したいところです。
ストレスを溜めない
男性の更年期障害は40〜50代の働き盛り世代に発症することが多いと言われていますが、この年代は仕事等で重要な役割を任されることが多く、ストレスを溜めやすいからだと考えられています。
忙しい日々の中でも、意識してリラックスする時間を持つことが大切です。サウナや銭湯などは最近特に人気があります。また、趣味を見つけるなどして職場と家庭以外の「第三のコミュニティ」に所属するというのも良いでしょう。また、適度に体を動かして十分に睡眠を取ることも、ストレスの解消につながります。
禁煙
喫煙は男性ホルモンの分泌を妨げるため、日常的にタバコを吸っているという人は禁煙しましょう。
ただし自分で節煙、禁煙することはなかなか難しい場合もあります。場合によっては、禁煙外来などを利用することも検討してみると良いでしょう。
男性らしさをとり戻すならジャップカサイもおすすめ
ジャップカサイは古来インドから伝わる伝統医療のひとつです。ブッダの主治医シヴァカがタイに伝えたとされるジャップカサイは男性らしさを取り戻すにはうってつけの施術でしょう。
具体的な施術方法は、睾丸を優しくもみほぐすようにマッサージする方法が主流です。
ジャップカサイを行うことで以下の効果が期待できます。
- 生殖機能アップ
- 早漏・EDの予防回復
- 勃起時硬度の増加など
男性らしさを取り戻すには申し分ない効果が期待できるため、ぜひ施術を受けてみましょう。
まとめ
今回は、40〜50代の男性に発症することが多い男性更年期障害について、原因や症状、治療方法、日常生活の中でできる予防策について解説しました。
更年期障害と聞くと女性特有のものと思われがちですが、加齢やストレス等で男性ホルモンが減少すると、男性でも更年期障害の症状が出ることがあります。近年は特に増加傾向にあります。
男性更年期障害の治療方法にはホルモン治療や漢方薬などがありますが、食事の改善や質の高い睡眠の確保など、日頃からできる予防策も多いです。
「最近体がだるい」や「疲れやすい」、「やる気が起きない」という人は、もしかしたら男性更年期障害かもしれません。本記事で紹介した内容を参考に、対策を取ってみてください。