自律神経とは?乱れにより起こる症状やセルフケア方法を紹介!

今回は、自律神経の仕組みや、乱れにより起こる症状、セルフケア方法について詳しく解説します。バランスを整えて健康な生活を送りたい方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
自律神経とは
自律神経とは、自分自身の意思とは関係なく、体内のさまざまな機能を自動的に調整する神経システムのことです。交感神経と副交感神経という2つの神経から成り立っており、これらがバランスを保ちながら働くことで、体が正常に機能します。
交感神経は、主に活動中や緊張している時に働き、心拍数を上げたり血圧を上昇させたりして体を動かします。これに対して、就寝中やリラックスしている時に優位に働くのが、副交感神経です。この2つの神経が正常に作用すると、体をベストな状態に保てます。
また、自律神経は体温調節や心拍数、呼吸、消化などの重要な機能を担っています。バランスが乱れると体調を崩しやすくなるため、注意が必要です。
自律神経の乱れによって起こる症状
自律神経が乱れると、体全体にさまざまな症状が現れます。休んでも疲れが取れにくくなったり、頭痛やめまいを引き起こしたりすることも。消化不良、腹痛、便秘、下痢といった消化器系の不調も発生しやすくなるのが特徴です。
さらに、夜間にリラックスできないため寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするケースも。これに加えて精神的な不調が出る、イライラしやすくなる、集中力が低下するなどの症状がみられることもあります。
こうした症状があると、日常生活に大きな影響を与えます。そのため、自律神経の乱れを感じたら、セルフケアや生活習慣の見直しを行いましょう。
自律神経が乱れる原因3選
自律神経のバランスが崩れる原因は、大きく分けて3つあります。ここでは、それぞれの要因を詳しく解説しましょう。
生活習慣の乱れ
不規則な生活習慣は、自律神経のバランスを乱す原因になります。特に、睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足は、交感神経と副交感神経のリズムに大きな影響を与えます。
たとえば、不規則な睡眠パターンは体内時計を狂わせ、疲れているのに寝つきにくくなる、という悪循環を引き起こします。また、栄養バランスの偏った食事はエネルギー不足を引き起こし、自律神経が正常に機能しにくくなるため注意しましょう。
運動不足も、正常な働きを阻害してしまうことがあります。運動は心身をリラックスさせ、体内の代謝や血流を促進させる役割を果たすものです。運動不足になると体がストレスに弱くなり、リズムが乱れる原因となります。
環境要因
環境的な要因も、大きな影響を与えることがあります。たとえば、季節の変化や気温の急激な変動は、体温調節を行う自律神経に負担をかけやすいです。
特に季節の変わり目や、冷暖房が効きすぎた環境に長時間いると、体が急激な温度変化に対応できず、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。春や秋に体調を崩しやすいのは、これが原因であることが多いです。
また、騒音、強い光、パソコンやスマホから出るブルーライトなども、悪影響を及ぼすことがあります。これらの刺激が交感神経を興奮させ、本来はリラックスしたいタイミングにも関わらず、副交感神経が働きにくくなってしまうのです。結果的に、不眠や日中の疲労感が増す原因になるため、環境要因には日ごろから気を配りましょう。
過労や精神的プレッシャー
疲労や精神的なストレスも、自律神経の乱れを引き起こす大きな要因です。特に長時間の仕事やハードなスケジュールなどは、交感神経が常に優位な状態となり、リラックスする時間が少なくなってしまいます。
精神的なストレスが長期間に渡り続くと、うつ病や不安障害など精神的な病気につながるリスクが高まることも。情緒が落ち着かなかったり集中力が低下したりする精神的な症状が現れたときは、早めのケアを心がけましょう。
簡単なセルフケア方法
自律神経の乱れを感じたときは、セルフケアを日常生活の中で取り入れるのが有効です。ここからは、その方法を3つご紹介します。
マッサージやツボ押し
ストレスや疲労が原因で筋肉が緊張し、自律神経が乱れているときは、マッサージがおすすめです。マッサージは筋肉のこわばりを和らげ血行を促進するため、バランスが整いやすくなります。
また、「百会(ひゃくえ)」や「合谷(ごうこく)」などのツボを優しく刺激すると、副交感神経が優位になります。百会は頭のてっぺんにあり、全身の緊張を和らげたり、気持ちを落ち着かせたりすることが可能です。合谷は手の親指と人差し指の間にあり、肩こり、頭痛、腰痛など、さまざまな症状に効果的です。
マッサージやツボ押しは、気づいたときに手軽にできるのが特徴です。バランスの乱れを感じたら、仕事や家事の合間などに取り入れると良いでしょう。
ストレッチで筋肉をほぐす
自律神経の乱れを整えるには、筋肉の緊張をほぐすストレッチが有効です。座る姿勢が続いたり、運動量が少なかったりすると筋肉がこわばりがち。ストレッチをすると筋肉が緩み、副交感神経が優位になるので、心身ともにリラックスできます。
特にデスクワークの方におすすめなのが、首や肩のストレッチです。首の筋肉をゆっくり伸ばすことで血流が促進し、ダルさや疲れの緩和につながります。肩こりによるストレスを感じている方は、肩甲骨を前後に引き寄せるだけで、筋肉のこわばりを緩和できます。
また、ストレッチをするときは、深呼吸をしながらやるのがポイントです。心拍数が安定し、副交感神経の働きを促進できます。ストレッチは日々続けることが大切なので、お風呂上りや就寝前などにやる習慣をつけると良いでしょう。
サウナを利用する
サウナは、自律神経を整えるのに有効な手段です。血行が良くなり心拍数が上昇するので、交感神経の働きが優位になります。その後、水風呂や外気浴を行うと体温が急激に下がり、自律神経に適度な刺激を与えます。
サウナを使うのが難しい方は、ぬるめのお風呂にゆっくり入るだけでもかまいません。ぬるま湯はサウナよりも刺激が少ないうえ、副交感神経が優位になり、リラックスした気分になります。また、体が温まるため、寝つきが良くなる効果も期待できます。
自律神経を整えるための生活習慣のポイント
自律神経の乱れは、日常の生活習慣を見直すと改善できることも。特に、食事、睡眠、運動、そしてリラックスする時間を設けることが重要です。ここからは、日常生活に取り入れやすい具体的な改善方法を紹介しましょう。
バランスの良い食事
自律神経を整えるためには、栄養バランスのとれた食事をとるのが大切です。カフェイン、アルコール、高糖質の食品などは大きな影響を与えるため、過剰に摂取しないよう心がけましょう。
心身の不調が特に気になる方は、ビタミンC、マグネシウム、カリウムなどを含む食品を積極的に取り入れるのがおすすめです。3食をバランスよく食べるのが理想ですが、時間のない方は、おやつで栄養を補うのも良いでしょう。
良質な睡眠
質の良い睡眠は副交感神経を活性化させるため、自律神経のバランスを整えるうえで重要です。夜間に十分な休息を取ると、日中のストレスや疲労が緩和され、体をリラックスさせることができます。
良質な睡眠をとるためには、寝る前のスマホやパソコンを避けるのが望ましいです。デバイスから発生するブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠の質を低下させます。就寝の2時間前には、なるべくデバイスを使わないように心がけましょう。
また、寝室の温度や湿度を快適に保ち、寝具にもこだわると、より深い眠りが得られます。外からの光が気になるときは、遮光カーテンを取り入れても良いでしょう。これらのポイントを意識すれば体内時計が整い、体をしっかりと休められます。
適度な運動
適度な運動は心身のリラックス効果を高め、自律神経のバランスを整える働きがあります。特にウォーキングやヨガ、軽いジョギングなどの有酸素運動は、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに有効です。
さらに、運動には体内の血流を促進し、心拍数を整える効果も。ストレスホルモンの分泌を減少させるため、心身をリラックスさせる働きもあります。
ただし、夜間の激しい運動は交感神経を活性化させてしまい、睡眠の質の低下につながります。運動するときは、朝や昼間に行いましょう。
リラックス
日常生活のなかで、意識的にリラックスする時間を持つのも大切です。たとえば、深呼吸や瞑想をしたり、趣味に没頭する時間を作ったりすることが効果的です。特に深呼吸は、副交感神経を優位にしやすく手間もかからないため、忙しい方に適しています。
気持ちがなかなか落ち着かない時は、アロマテラピーやハーブティーなどを取り入れるのが良いでしょう。中でも、ラベンダーやカモミールには副交感神経を刺激し、心を落ち着かせてくれる効果があるのでおすすめです。
まとめ
自律神経は、心身の健康を支える重要な役割を担っています。そのため、バランスが乱れると、倦怠感、めまい、肩こりなどさまざまな不調を引き起こすことも。
バランスを整えるためには、食事や睡眠などの生活習慣を改善する必要があります。忙しくて時間をとれない方は、マッサージやストレッチなど気軽にできる方法を取り入れてもよいでしょう。自分に合ったセルフケアを見つけ、少しずつ実践していくことがポイントです。
LEONAS1は、ジャップカサイ(睾丸マッサージ)の専門店です。男性特有の不調にアプローチするだけでなく、お客様の心身の健康をトータルでサポートするのを目的としています。
心身の不調を感じている方は、オプションとしてご用意しているアロマトリートメント(120分以上の施術を受けるお客様のみ対象)がおすすめです。ストレスを抱えている方や体のダルさを感じる方は、ぜひお試しください。