今注目のタイ古式マッサージとは?
効果や受ける時のポイントも解説

今注目のタイ古式マッサージとは?効果や受ける時のポイントも解説

昨今注目を集めている「タイ古式マッサージ」をご存じでしょうか?タイで伝統医学として古くから伝わるマッサージで、2019年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されるほど、世界中で人気が高まっています。

日本国内でも「世界一気持ち良いマッサージ」といった口コミが広がり、年々人気が高まっています。

一般的なマッサージとくらべて、施術方法が特徴的であったり、得られる効果が異なったりします。

そこで今回は、今注目を集めているタイ古式マッサージについての概要を紹介した後、効果やタイ古式マッサージを受ける上でのポイントについて解説していきます。

タイ古式マッサージとは?

タイ古式マッサージとは、タイに伝統医学として古くから伝わるものです。タイ王国ではもともと宮廷医療として用いられており、1990年には医療行為として認められています。

日本ではまだリラクゼーションの一つとして認知されていますが、一般的なマッサージと比較すると次のような違いがあります。

  • 頭からつま先まで全身の筋肉をほぐすことを重視する
  • 施術者が手のひらやひじ、膝、足など体のいろいろな部位を使う
  • 下半身(足)を重点的にマッサージする
  • 二人でストレッチをしながら施術する
  • ヨガのポーズを取り入れている場合もある
  • タイ本国では一回の施術に2時間以上かかるのが一般的

たとえば一般的なマッサージであれば、指圧などを使ってピンポイントで施術をおこなうことが多いです。肩こりが気になる人には肩や首周辺、腰痛が気になる人には足腰をにアプローチします。

しかしタイ古式マッサージでは、肩や腰といった局所的な施術ではなく全身をストレッチしながら行うという点が大きな特徴と言えるでしょう。全身に施術することで血液やリンパの流れを良くし、不調の根本的な改善を目指します。

タイ古式マッサージの2大流派

タイ古式マッサージには、バンコクスタイル(ワットポースタイル)とチェンマイスタイルという大きな2つの流派があります。

それぞれ、重視するポイントや方法も微妙に異なります。

バンコクスタイル(ワットポースタイル)

タイのバンコクにあるワットポー寺院を総本山とするマッサージスタイルです。西洋の近代医学の影響を受けており、後述するチェンマイスタイルに比べて、一般的な指圧に近い点が特徴です。

これまでは宮廷医学としてあまり一般には知られていなかったタイ古式マッサージを、簡単で教えやすいものに改良したのもバンコクスタイルになります。これにより、タイ古式マッサージが世界中に広がるきっかけになりました。

チェンマイスタイル

チェンマイはタイ北部にある都市で、チェンマイスタイルは別名「北部式タイ古式マッサージ」と呼ばれることもあります。

シントン・チャイチャカンという人物によって開かれたシワカ・コマラパタイ伝統医学校で教えられていたマッサージが、チェンマイスタイルの源流です。シントン・チャイチャカン氏はタイ北部のランナーという都市の出身で、ランナーのマッサージを学んでいたため、チェンマイスタイルにはランナーの技法がふんだんに盛り込まれています。

チェンマイスタイルはバンコクスタイルにくらべて、全身を使ったストレッチが多いことが特徴と言えます。現在おこなわれているタイ古式マッサージは、チェンマイスタイルの流れを汲むものがほとんどです。

タイ古式マッサージによって得られる効果

タイ古式マッサージを受けることで、次のような効果が期待できます。

筋肉や関節をほぐす

タイ古式マッサージは、全身を使ってゆっくり筋肉や関節をほぐしていきます。一般的な指圧マッサージとちがい、ヨガ的な動きやポーズが取り入れられている部分もあるため、筋肉の緊張緩和、関節の柔軟性を高める効果があります。

普段デスクワークが中心で運動不足の方や、腰痛にお悩みの方にはタイ古式マッサージがおすすめです。

姿勢が良くなる

全身をほぐすことで関節の可動域が広がり、姿勢が改善されます。現代人はパソコンやスマートフォンを長時間使うため、猫背など姿勢に問題を抱えている人が多いと言われています。

悪い姿勢は肩や腰だけでなく、全身のさまざまな不調の原因になることが多いです。タイ古式マッサージを受けて姿勢が良くなることで、体のいろいろな不調が改善されるでしょう。

血液やリンパの流れの改善

タイ古式マッサージの特徴である全身的なマッサージは、血液やリンパの流れの促進に大きな効果があります。

血液が滞りなく流れることで、全身に十分な酸素や栄養素が行き渡り、筋肉や臓器などへしっかり栄養が供給されるため、代謝の促進にもつながります。

また、リンパの流れが促進されることで免疫力の向上に役立つため、健康維持にも大きな効果が見込めるでしょう。

エネルギー線(セン)の調整による全身の不調改善

タイ古式マッサージには、体に流れているエネルギーライン(タイ語で「セン」と呼ばれるもの)を刺激することで、不調を改善するという考え方があります。

全身のエネルギーの通り道のことをタイ語で「セン」と呼び、古代インド医学のアーユルヴェーダの影響を受けていると言われています。

センは主要なものが10本で、全部で72,000本から構成されていると考えられています。

主要な10本のセンは、次の通りです。

  • セン・スマナ(舌先~みぞおち)
  • セン・イッタ(左鼻孔~頭頂部~背中~へその左)
  • セン・ピンカラ(右鼻孔~頭頂部~背中~へその右)
  • セン・カラタリ(上部:へそ~胸部~腕~指先 下部:へそ~足先)
  • セン・サハサランシ(右目~喉~左側胸部・腹部~へそ下)
  • セン・タワリ(右目~喉~右胸部・腹部~へそ下)
  • セン・ㇻウサン(左耳~喉~左胸部~みぞおち)
  • セン・ウランガ(右耳~喉~左胸部~みぞおち)
  • セン・ナンタクラワット(へそ~尿道、へそ~肛門)
  • セン・キチャナ(男性:へそ~陰茎、女性:へそ~子宮、膣)

これらのセンをマッサージしてエネルギーの通りを良くすることで、免疫力アップやむくみの解消、基礎代謝の向上、アンチエイジング効果などがあると考えられています。

リラクゼーション・ストレス軽減

タイ古式マッサージは一般的なマッサージと異なります。施術者と体を密着させたりアクロバティックなポーズを取ったりすることもあり、その特徴から「二人ヨガ」と呼ばれることもあるほどです。

施術者と体を密着させてヨガのようなポーズをとったり、力をかけてもらったりすることで深いリラックスを得ることができます。ストレス軽減にもつながるでしょう。

タイ古式マッサージの流れ

続いて、一般的なタイ古式マッサージの流れについて紹介します。タイ古式マッサージをまだ受けたことがない方も、ぜひ施術を受ける際の参考にしてみてくださいね。

カウンセリング

サロンに入ると、施術を受ける前に施術者との挨拶やカウンセリングを受けることが一般的です。

その日の健康状態や、重点的にほぐしてほしい部分、力加減など、カウンセリングによって得た情報を元に、施術者はどのようなマッサージを提供するか決めます。

着替え

カウンセリングを終えたら、施術を受けやすい服装に着替えます。ほとんどのタイ古式マッサージサロンでは着替えを提供してもらえるので、自分で持参する必要はありません。Tシャツとハーフパンツなど、ゆったりとリラックスできる服装である場合が多いです。

フットバス(またはシャワー)

マッサージをする前に、フットバスやシャワーで体を温めます。体を清潔にすることで衛生面に配慮することはもちろんですが、体を温めることでより効果が得やすくなります。

マッサージ

タイの古式マッサージは、体のポジションを変えながら全身をほぐしていく流れが特徴です。体を仰向け、横向き、うつ伏せ、そして再び仰向けにして施術を行います。初めに足から始めて下半身をじっくりとほぐし、次に横になって上半身、特に肩や首の辺りを集中的にほぐします。この手法は、特に現代人の抱える肩こりや首の痛みに対して効果的です。

最後に、仰向けに戻り下腹部を中心にリンパの流れを促進するマッサージを施します。また、ジャップカサイがメニューに含まれている場合はここでおこなわれることが多いです。ジャップカサイとはいわゆる「睾丸マッサージ」のことで、睾丸や精管付近をマッサージすることで精力増強、下半身のデトックス効果、腰痛改善、肝機能向上などの効果が見込めます。

アフターケア、アフタードリンク

マッサージが終わると、施術者から日々のケアについてのアドバイスがおこなわれます。また、アフタードリンクなどで休息の時間が取られる場合もあります。マッサージの余韻を楽しみながら、ゆったりとリラックスした時間をすごしましょう。

タイ古式マッサージを受ける際のポイント

続いて、タイ古式マッサージを受ける際のポイントや気を付けたいことについて解説します。

健康状態や気になることは事前に伝えておく

その日の健康状態や気分、健康上で気になっていることは事前に伝えておきましょう。あらかじめ共有しておくことで、施術者もより効果的なマッサージを提供できます。

タイ古式マッサージは血液やリンパなど循環系へ大きく影響するため、高血圧や糖尿病、心臓病など循環器系の疾患を持っている場合は、あらかじめかかりつけ医に相談しておくと安心です。

また、怪我をしていると施術を受けられない場合もありますので、注意が必要です。

施術前の食事や飲酒は避ける

施術前の大量の食事や飲酒は、なるべく避けた方が良いでしょう。タイ古式マッサージは施術者が全身を使って圧をかけることがあります。施術前に大量の食事をとっていると、気持ち悪くなったり消化不良を起こしたりする場合もあるでしょう。

また、全身の筋肉がほぐれると、血行が良くなります。このときに飲酒をしていると酔いが回りやすくなり、気分が悪くなったりマッサージの効果が薄れてしまったりします。

施術前の飲酒は避けて、少量の食事とたっぷりの水分補給をしておくようにしましょう。

痛みなどを感じたらすぐに伝える

施術中に痛みや不快感を覚えたら、我慢せずすぐに伝えるようにしましょう。人によって、どのくらいの強さが気持ち良いと感じるかは違います。施術者もあらかじめ、どのくらいの力加減が好みか確認してくれるはずですが、「力が強すぎる」「体のこの部分が痛い」などと感じたらすぐに伝えるようにしましょう。

施術中は指示に従う

施術中は、できるだけ施術者の指示に従うようにしましょう。タイ古式マッサージは別名「二人ヨガ」とも呼ばれているように、独特のアクロバティックな体勢になることもあります。

はじめは戸惑うかもしれませんが、施術者の指示通りにすることによって、タイ古式マッサージの効果をしっかりと感じられるでしょう。

まとめ

今回は、タイ古式マッサージについて、概要や施術のおおまかな流れ、施術を受ける際のポイントなどについて詳しく解説しました。

タイ古式マッサージは、施術者が全身を使って圧をかけたり、ストレッチやヨガのような動きが取り入れられたりします。全身の血行が良くなるため、大きなリラックス効果があります。

しかし、施術を受ける際にはいくつか注意したいポイントもあります。マッサージの効果を損なわないためにも、タイ古式マッサージを受ける際にはぜひ参考にしてみてください。

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